防音設計を専門家に依頼する場合、次の諸点が最も重要です。
・理想的な遮音材、吸音材、制振材をそれぞれ説明できるかどうか。
・素材の周波数特性(透過損失など)を理解しているか。
・質量則を超えた相乗効果や大幅に遮音低下するコインシンデンスを考慮しているか。
この3つの項目が音楽防音室の設計では常識と言われています。
既製品で公表されているメーカーの申告データは、現場の防音効果と大きくかい離することがあります。
それは試験所での試験体はサイズ・固定条件が現場とは異なるからです。
また、重ねて使用した時の相乗効果や遮音欠損は、現場での検証や計測値を踏まえて補正することが重要です。